WinXPの再インストール時に認証を回避する方法


30日間で使えなくなってしまう

Windows XPは,不正コピーなどを防ぐ意味から,インストール後にマイクロソフ トからの認証(プロダクトアクティべーション)を受けないと,30日間で使えなくな ってしまう。一度認証を受ければ,マシン構成に大幅な変更がない限りは再認証の必 要がない仕組みだ。

再インストールすると認証作業を要求される

しかし,Windows XPが不安定になったなどの理由で再インストー ルした場合,認証の記録も消えてしまうために,仮にマシン構成が変わっていなかっ たとしても,認証作業をやり直さなくてはならない。これでは面倒だ。

なにはともあれ「wpa.dbl」をバックアップしておく

認証の内容は,「wpa.dbl」というファイルに記録されている。このファイルをバ ックアップしておき,再インストール時に元に戻せば,再認証しなくてもいいのだ。 このwpa.dblは,WindowsフォルダにあるSystem32フォルダ内にある。これをフロッピ ーディスクなどにコピーしてバックアップしよう。バックアップをとってから, Windows XPを再インストールする。

ハードウェア構成に変更がなければ「wpa.dbl」を[Safeモード]で、書き戻せばOK

再インストール後に[F8]キーを押して, Safeモードで起動しよう。そこで,先ほどバックアップしたwpa.dblを元の場所に上 書きコピーする。これで再起動すれば,再認証の必要はなくなるのだ。なお,Safeモ ードでこの作業を行うのには理由がある。wpa.dblはシステムファイルなので,通常 起動した状態で上書きコピーしても,自動修復機能が働いてしまい,デフォルトに戻 ってしまうのだ。
なお,これはあくまでもマシン構成が変わらない場合だけ有効な方法。ドライブ構 成などを変更した場合は,再認証を受けよう。